支援活動ボランティアブログ

ユナイテッド・アースの熊本支援に参加したメンバーのブログです

ユナイテッド・アースの災害ボランティア活動がたくさんの気づきをくれました

東さん写真

 

こんにちわ。

熊本、阿蘇支援の為に、ユナイテッド・アースの災害ボランティアに参加した東 真千子です。

ユナイテッド・アースの災害ボランティアに参加した感想をお伝えします。ぜひ、読んでください。

 

ユナイテッド・アースの熊本支援に参加したのは、東北のときに何もできなかったという思いから…

 

拠点での食事準備の模様


東北の震災の時に何もできなかった熊本で震災が起こり、今だったら何かできるかもしれないと思い、当時住んでいた香川から現地に向かい、初めてユナイテッド・アースの災害ボランティアに参加しました。

何かしたい、でも、私に何ができるのだろうか?と思っていましたが、とにかく私にできることなら何でもやる!と思い、家屋清掃、農業支援、事務局、メンバーの食事作りなど、いろいろさせてもらいました。

 

避難所訪問が大切な体験に


その中でも、2ヶ月半、担当させてもらった避難所訪問は、私のした活動の中でも、とても大きな大切な意味をもつものになりました。

 

避難所を毎日訪れ、話を聞いたり、一緒にラジオ体操をしたり、掃除や炊き出しをしたりしながら、皆さんの震災での心のケアを行っていきました。

避難所の模様

そして、もう一つ大事にしていたことは、また以前のような生活に戻られた時に、被災された方たち自身が困らないようにするということでした。

体を動かす機会を作ったり、孤立しないよう、また、コミュニティーが確立していくよう、お茶会や歌など集える場所、機会を作ったりしました。

 

しかし、前任から引き継いでの活動でしたので、前の人のように、私はうまく話せるだろうか?コミュニティーを作っていくためには、何をどう進めていったらいいのだろうか?と悩み、わからないことも多くかったので、手探りな状態でした。

 

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そんな中でも、被災された方のことを第一に考え、丁寧に関わっていくことを心掛け、1日1日積み重ねていきました。今思うと、それが、その時の私にできること、私だからできることだったのかもしれません。

 

そうやって過ごしていくうちに、避難所の方々とお互いに名前を覚え、呼び合える仲になれ、いつしか避難所に行くのが、皆さんに会えるのが、楽しみになっていました。

被災者同士での仲違いが起こったり、ある方の声を私が受け止めきれず、感情を見抜かれ、その方に嫌な思いをさせてしまったこともありました。

それでも、避難所が閉鎖になる最後の日まで関わらせていただきました。それは、本当に有り難いことでした。

 

その後、なかなか皆さんとお会いできなくなり、寂しく思っていましたが、私の姿を見かけると声をかけていただき、「あの時はありがとうね、大変な時にずっと来てくれて。」と言っていただき、嬉しくなります。

 

阿蘇に行ってみて

 

阿蘇は、私のことを暖かく受け入れて下さる方がいるとこ、皆さんの顔を見たい、お話をしに行きたい!と思う場所になりました。

何かしたい!力になりたい!と思い活動していたのですが、私の方が、暖かさや思いやり、元気なパワーや明るさなど、反対にいただいたものが多かったように思います。

そして、改めて、災害が起こる、起こらないに関わらず、子どもも大人も、年配の方、体の不自由な方、障害のある方もない方も、皆が、いざという時だけでなく、普段から助け合える、支えあえる、そういうコミュニティーを作っておくことが、必要でとても大切なのだと感じました。

 

ボランティア同士のふれあい

 

私は、これから、そのようなコミュニティー作りに関わっていき、人とのつながりを大切にしていきたいと思います。

 

ユナイテッド・アースで同じ志を持つメンバーと活動できた

今回、初めて災害ボランティアに参加することで、ユナイテッド・アースの存在を知りましたが、

個人、団体、行政が単独で行っていくのではなく、関わりを持ちながら協力し合って、同じ目標に向かっていく。そうすりことでスピードやパワーが何倍にもなっていくことを感じました。

 

そして、目の前のことに力を入れていくことはもちろんですが、同時に先のことを見通しての動きも大事で、その両方のバランスをとっていくことが重要だということにも気づきました。

 

同じ志をもつユナイテッド・アースの方たちやボランティアメンバーだったからこそ、切磋琢磨しながら活動を続けてこれました。

私にたくさんの気づきをくれた災害ボランティアの活動は、何事にも代え難い経験でした。この経験ができたことに、そして、ここで出会えた皆さんに、心から感謝します。ありがとうございました。